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著者紹介:
1926年広島県に生まれる。
1948年京都大学農学部(農芸化学科)卒業。1960年農学博士。1948年鹿児島農専(現鹿児島大学農学部)講師、京都大学助手を経て、1953年シオノギ製薬(株)入社、研究所課長、次長を歴任、1984年より東宝薬品工業(株)研究所長。1990年より2000年まで東亜大学大学院教授(酵素科学講座)。農芸化学賞(1966年)、農芸化学技術賞(1986年)受賞。
本書の内容:
糖尿病の特効薬インスリンは、発見された1921年以来、動物臓器由来の製品が60年間使われてきた。しかし、それは人間にとって異種蛋白である。1979年、米国のベンチャー企業は遺伝子法による、日本の製薬企業は酵素法によるヒトインスリンの新製造法を同時に発表した。間髪をいれず、米国のイーライ・リリー社は前者の、デンマークのノボ社は後者の方法で開発競争に乗り出す。世に「インスリン戦争」と呼ぶ。1982年、両社はそれぞれ新薬を世に出す。世紀のビッグビジネスチャンスに、折角の製法特許を有しながら、只座視するだけの日本企業の体質を当の発明者は憂う。
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