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著者は1933年、東京生まれの江戸っ子である。東大医学部を卒業し、現代医学の花形的存在である脳神経外科の道を歩んだ。虎ノ門病院を経て、東京女子医大に勤務し、数年前女子医大の教授職を辞し、目下悠々自適の生活を楽しんでおられる。そんな著者がいまの世の中に常識として語られている健康問題や社会問題に真摯にメスをふるっている。現在問題となっている事柄はほとんど網羅されている。
一方、著者と親交のある切り絵の大家、成田一徹氏の切り絵が随所に出てくるが、これがまたすばらしく、この切り絵だけでも充分鑑賞するに値するだろう。
興味をもたれた人のために目次の一部を紹介しよう。
「刺激過剰時代、寿命と食事、女性の腕力、脳動脈瘤と運命、女医への偏見、セクシュアル・ハラスメント、西郷隆盛の皮袋、二一世紀の医学、脳外科の将来、酒・たばこの効用、生体臓器移植、湾岸戦争偶感、脳死と臓器移植、シベリア紀行、内科医と外科医、医者の教養、地球温暖化、尊厳死、過労死、理想的な健康法、車いすと住宅、未破裂脳動脈瘤、エスカレーターの乗り方、ガンマ・ナイフ、ほどよいストレス、脳腫瘍、「心の豊かさ」、おろしや、『養生訓』考、南氷洋、小脳の機能、バロック・テクノロジー、日本人、安楽死、インフォームド・コンセント
、外国崇拝、新脳と旧脳、ホームレス、がんの告知、本居宣長と大脳辺縁系、歴史教育、源頼政、食べ物、脳死とは、医療不信、脳卒中の予防、脳卒中の手当、くも膜下出血、物忘れ、老人と環境、好ましいスポーツ、低侵襲手術」
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