|
初版は、教育病院である聖路加国際病院における麻酔科を訪れるレジデントのためにまとめたものです。
今まで多くの医師に共感をもって受け入れられてきましたが、その間、医学の各領域の進歩、ガイドラインの変更も多く、ややもすれば古くさいと感じられるところも少なくないと指摘されてきました。
今回、西山医師の驚異的な努力により、全面的見直しがなされ、大幅に改定されました。
図表は830点を超え、内容も従来に比べ三割も増えました。質の高い麻酔を患者に提供すべく、できるかぎり具体的な麻酔方法を記述しています。迅速に安全で正確な麻酔に加えて、基本的な知識も習得できるなど、その内容はますます充実しています。
麻酔科のマニュアル発刊について(初版)
近代的総合病院での麻酔科の役割が大きいことは言うまでもないことである。当聖路加国際病院は教育病院としての役割を持っており、そのためには麻酔科が診療上にも教育上にも高いレベルを保つべきことは必須のことである。
今般、当院麻酔科の西山美鈴医幹の非常な努力により、手術室内における麻酔科の広い業務、更にまたICUなどの患者管理にも関わる麻酔科業務のマニュアルの作成がなされた。これは当院のみでなく、日本の教育病院の麻酔科をRotateするResidentに必須の情報を伝えるものと信じる。
また、日本の各地の病院の麻酔科の指導医にとっても、この本は教育上非常に参考となり、さらには手術室に関係する看護婦や技術者にも、日常業務遂行上参考となる資料を提供するものと思う。
本資料収集に関与された多くの方々のご協力に対して感謝し、本書が日本中の多くの病院で活用されることを期待する。
聖路加国際病院病院長 日野原重明
|